始まりはただのバナーデザイン

私はAutomatticにてプロダクトデザイナーとして、日常WordPress.comの機能やUI、UX等のデザインをしているが以前に少し違う物をデザインする機会があり、それを経験した上で感じたことを話したいと思います。

その「物」とは、簡単に言えばWordPressアプリの広告バナーであり、すでにCalypsoを使っているユーザーに向けてのものである。「広告バナー?そんなの簡単だよ!インターフェイスの一部とうまいキャッチコピーを載せれば良いんだよ。」なんて声が聞こえそうだが、実は私も最初はそのように考えていたため、さっと作ったものを会社内で見せたところ同僚からの評判も良かったので、仕上げに掛かろうとしていた時、John Maeda (Global Head, Computational Design and Inclusion; aka: Head of Design at Automattic)から興味深い質問を受けました。

この広告で、Alice Leeが手がけたイラストレーションを使えないか?このイラストが素晴らしいのは、様々な体型、年齢層、髪や肌の色が描かれており、様々な幅広い層の人に話かけるからだ。

多様性を受け入れる事で差別の壁を壊すと言われるインクルージョン。Automatticのインクルージョンへの取り組みを喜んで見ていたものの、これが初めての機会でもあったためどう実行すれば良いのか分からなかった。Alice LeeがWordPress.comのために描いたキャラクター達は多様な文化や個人的特質をカバーするのだが、限られた広告スペースの中にどのキャラクターを選べば良いのか?「選択」するということは勿論その他を「除外」することであり、それがインクルージョンと真っ向から矛盾するように思え、戸惑った。広告スペースがもし無限大であったとしても、全ての文化や個人的特質を載せることはもちろん不可能であり、「除外」することを避けることは出来ない。いったいどうすれば良いのか?

このように煮詰まった時こそ、Automatticで働いている事が素晴らしく思える時でもある。困っている私の元に、Johnの呼びかけに集まった同僚達から様々な素晴らしいアドバイスを頂いた。そして最終的にはバナーの大部分はJoan Rhoからの助けによって出来上がったが、それを通じて感じたことは全ての文化や個人的特徴を一つの広告に含めるのがゴールでは無く、普段スポットライトが当たらない文化や個人的特徴を持ったキャラクターを意識的に前面に出す取り組みが根本であり、その努力がWordPress.comのブランドとプロダクトに反映することによって、差別の壁を壊すことがゴールなのではなかろうか。あくまでも、これは未熟な私の個人的な見方であり、間違っているかもしれない。でもはっきり言えることは、私はこれからもこのような機会を探し、この努力をデザインを通じて続ける事は確かである。

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Grey coloured hand.

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